Drawing book 1
色々とドローイングの本を買っているので、ぼちぼち書評。
I bought several drawing books. I will write a review now.
ま、偉そうに書くんですよ、偉そうに。
絵がかっこいいです。
リズミカルかつ、生き生きとした線で描かれている。
ライリーメソッド(Reilly Method)を手法を取り入れています。
しかし、ライリーメソッドの本って、日本語のものがあるんでしょうかね? フランク・ライリーとか、ライリーメソッドって打ってもアマゾンでは何も出てこないです。(ないんだったら洋書を買ってくるしかないのか)
ライリーメソッドの顔のは良く知ってるんですよね。顔のは。体にもライリーメソッドがあるらしいんですよね。そのうち研究してみます。
(洋書ですがkindleで一冊見つけた)
今の所、一番影響を受けています。
肌の質感がすごい!
ただし! この人の方法で書くと、丸やら丸やら丸やらで画面が埋まっていく! そんでもって超楽しい!
筋肉一つ一つ揺るがしに出来ない精密な絵とはちょっと違う感じになる。ですが、人間はロボットではないので、解剖学的に正しいより、”人間味がある”って方がいい絵だと思います。
個人的には、この本が一番いい本でした。(ただし、ある程度は解剖学や絵が描ける人向けです)
各々のトピックスが役立つ、というより、ものの見方を教えてくれる珍しい本です。この本読んだだけで、三割ぐらい絵が上手くなった、そういう錯覚を覚えました。
そのキーワードとして、構造とジェスチャーと、そしてスタイルっていう理屈から入っていきます。
あと、ボクサーの絵がかっこいい。
古典的な手法ですな。
紹介する本の中で一番上品な絵柄です。
まとまりがあるんですが、あるいみ、読むのが退屈な本でもありました。
いや、多分、理解して描いたら、一番バランスのとれた絵になるんだろうけど。
紹介する本の中で、これは一番"すごい本"でした。なにせフォースというキーワードが出てくること、出てくること。なんか、物理的な力のみならず、精神的な力も理解して描け、みたいな本でした。
勢いのある線でガッと描いて、バッと描いた絵ばかりです。あと、絵柄は人によっては「…なんかなぁ?」となるようなーー。
まぁ、最も、特徴的で個性的です。
多分、一番、絵にとって、芸術にとって大事なことが書いてあるのだと思うがーー。
昔習っていた書道で、先生(江蘇省出身の仙人みたいな先生)から「いい字からはいい気が出ている」と言われたことがありまして、多分、そういう感じでしょう。
ぶっちゃけて言えば、これ一冊あれば大丈夫です。そこそこ描けるようになります。ですが、これも解剖学はライリーメソッドができる人向けです。これと美術解剖学の本が一冊あれば大体は大丈夫です。
人体のみならず、パースや彩度や明度の理屈、作例が乗っています。
ある程度、描ける人ならこの一冊があると便利です。
これを買うなら、もっとちゃんとした美術解剖学の本を買った方がいいかもしれない。
スタイルが出来上がってない時に、これを参考にすると、「ハツラツとしてるけど固そうで、それでいて個性的ではない絵」になりそう。 あと、色とりどりのお手本がむしろ目に痛い。
そして、スタイルが出来上がったら、むしろ、もっと詳しい美術解剖学が必要になる。
むしろ参考文献に挙げられているBurne Hogarthの方が気になった。どうせ筋肉書くなら、あれぐらい書いた方がむしろスッキリする。
購入すべき本です。マストバイ! っやつです。
この本は激安です。
ただし、この本をどう生かすかが問題ですね、はい。
ただし、美術解剖学には別の抜け道がありまして・・・・。それはまた別の機会に。
結論
買うなら、
「デジタルアーティストが知っておくべきアートの原則 -色、光、構図、解剖学、遠近法、奥行き」
からですね。
あと、人体を書きたいなら「スカルプターのための美術解剖学 -Anatomy For Sculptors日本語」。
あとは、好きな絵柄の本を買えばいいし、メソッドを一つに限ってしまうと、それはそれでつまらないです。
個人的なオススメは「ラインを極める:人体ドローイングマスターコース ライン、構造から陰影まで」です。
「デジタルアーティストが知っておくべきアートの原則」から、どの分野に興味があって、何を描きたいのかが分析してみるといいかもしれない。風景画が書きたいなら風景の本を買えばいいです。